西荻窪の岩
みなさま、こんにちは。
先週末、新建築住宅特集の取材の方が、「西荻窪の岩」にいらっしゃいました。
この家は、更地にただ一本のこっていた松の存在から設計がスタートし、昨年4月末に竣工した物件です。
カメラマンの井上さんvs松。
この家は、木造平屋です。
木造にも関わらず、外壁にはレンガタイルを貼っていて、
外壁に全く窓がない、外から見ると彫塑的な構成のこの家を、よりその印象に引き寄せています。
それを、岩と呼んでいます。
役物を使わず、目地材の塗り込みによって、コーナーを処理し、減額しました。
その塗り込みが、光によって面を異なる印象にしていて、それもまた、外観を彫塑的に感じさせる要因となっています。
ちなみに、一歩中に入ると、
非常に光と風に満ちていて、おおらかそのものです。
↓中庭を向く木製サッシは引き分けると木造ということを忘れます。
↓中庭の外壁にも、レンガタイルを貼っていて、雨にぬれると刻々と色が変わるレンガを、
部屋の中から眺めるのが、現場中の楽しみでした。