オンデザインの暮らし

オンデザインの日々や、暮らしの中での発見 を紹介しています

逗子第一運動公園プロポーザルコンペについて

みなさま、こんにちは。
ブログの更新は久しぶりになります、なかがわです。

この間、私は担当させていただいている物件を進めつつ、コンペに取り組んでおりました。
今回は、先月提出し、残念ながら落選はしたものの、
オンデザインに大きな成果をもたらしたと思われる逗子第一運動公園のコンペを紹介します。




神奈川県に登録をしている一級建築士事務所すべてに応募資格が与えられた非常にオープンなコンペで、
老朽化した施設や設備の更新を、体験学習施設の新設とともに公園の全体像として提案するというものでした。
オンデザインでは、西田、私、観察日記を書いてくれている萬玉さんの3人を中心に取り組みました。


全体像。既存の園路に2つのくの字型の回廊を重ねることで、公園全体のネットワーク化を図ろうという提案です。

2つのくの字と既設園路が重なった六叉路の交差点部分の写真。


各施設は、回廊沿いに配置されています。

回廊の最も先端に位置する市民農園

市民農園の隣は、既設の設備をリニューアルした屋外プール施設。
回廊の一部が東屋のように使われる想定です。

回廊のほぼ中央は、プールの受付(新設)と売店(既設)の間が広場として使われる想定です。


六叉路の交差点部分。

別アングル。


低い回廊の傍は、小さな子どもたちの居場所となる遊具の公園となっており、
高い回廊の傍は、中高生の居場所+多目的ホールが配置されています。

低い回廊の先端は、ドッグランです。
(よくみると模型に犬がいます。)


周辺の航空写真と合成した図面です。
周辺部分から機能の配置をしていった結果、真ん中に誰もいないという既存の公園を、
もともとの配置を極力活かしつつ再生する為に、
真ん中にのみ積極的に手を入れてみるという試みでした。


観察日記にもありました通り、
オンデザインとしてコンペに本格的に取り組んだのは今回がはじめてでしたが、
同じ提案でも、表現一つで全く成果が変わってしまうこと、
そして、そういうことを経験や場数を踏んでいる大御所の方々ほど熟知していること、
それを身をもって体験できたことは大きな財産でした。


と、うっかり西田に言ってしまったばっかりに、
逗子のコンペが終わった瞬間、別のコンペにも取り組むことになりましたが、
そちらも力を結集し、無事に提出することができました。
(詳細は後日お知らせします。)


そして、もちろん住宅の方も着実に進んでおりますので、
追ってそちらもご報告していきます。


オンデザインが次のステージに向かいつつあることを感じるここ数ヶ月でした。


なかがわ