大きな東屋 実施始まりました。

「大きな東屋」

落ち着いた佇まいの街　世田谷区成城の旗竿敷地

ぐるっと花壇に囲まれた「広場」の開放的１階
大きな屋根に包まれた「私的空間」の2階
花壇と屋根の構成方法を特化させ、
開きつつ囲む新しい環境をつくりだし
「都心の住宅地での家の建ち方」に向き合った新しいプロジェクト。

いただいた住まい方を特化させ

どこか懐かしくあるような古い東屋（あづまや）形式でもあり

現在見ることもないようなシンプルな家形が生まれました。

はじまりは、お施主さまのご要望書の冒頭にある印象的な言葉
成城憲章(※)をうたう土地に対しての回答と近隣へのご配慮でした。

都内の旗竿的敷地で、当然のように諦めていた自然環境を
近隣への視線配慮とあわせ、少し高い花壇を敷地全周にまわしてつくり出し
無機質な素材でつくられる家が多い周辺に緑を生み出しています。

また囲まれた空間を広場と捉え、広場の上に大きな屋根をかけることで
機能的な生活の場と、開放的な団欒の場を両立させています。

※成城憲章とは世田谷区成城において街並みを守るために、自治会が制定している「建物を建てるときに配慮すべきルール」です。緑化率や建物の後退距離、門扉など街の外観に関わってくる内容について制限を設けています。

これから更に設計が進んでまいります。
乞うご期待下さい！

kato