オンデザインの暮らし

オンデザインの日々や、暮らしの中での発見 を紹介しています

現場でだから、できたこと

こんにちは、オンデザインの鈴江です。

現場に入ったRCの住宅の壁の下地が立ち、部屋一つ一つの大きさが分かる状態になりました。
今回は工事真最中の現場で、お施主様と一緒に床、壁、天井等の素材を確認する会を設けました。
工務店さんご協力の元、実際に部屋に使用する素材のサンプルを一堂に並べます。




このプロジェクトでは、インテリアコーディネーターともコラボしており、打ち合わせでは数多くの素材サンプルが用意されます。
設計中に選んで頂いた素材や壁の塗装色、家具の部材や色など、現場までの時間のあいだにお施主様が忘れてしまうこともあり、その確認です。
家具の挿し色はどの範囲だったか、リクエスト通りに施工されているかなど、現地で確認しながら進めます。

現場側もお施主様から直接、好みのポイントを聞くことで実感を持って共有できます。
そして、今までは模型を覗いて想像していたことが、実際のスケールや光の中で見ると、リアルなイメージをすることができます。

今回もこの壁は何でこの素材にしたか等、改めて解説したり効果を体験する場面がありました。
その結果、一部、想像していたより実際の色がくすんで見えたため、色を再検討することとなりました。
工程を遵守している現場サイドは、少しひやりとしたと思いますが、それでも『居心地の良い住まいをつくること』という目標に向かって、全員で検討、調整に努めていきます。

設計の純度を上げていくこと。その方法はプロジェクトによって対応は様々ですが、
このような現場での打合せで、具体的な検討と良いアップデートを行うことができました。

完成が楽しみです。


鈴江