大きな模型で検討。
新築の建売住宅に対する家具プロジェクト「MADORI」です。
久しぶりの更新ですが、プロジェクトは現在進行中です。
今回は製作家具メーカーさんに発注して製作頂いています。
そのため塗装や詳細についての確認のため、建築模型の中にある家具模型よりもっと大きな、
家具単体の模型を実寸の1/10の大きさで作りました。
まず塗装ですが、今回はタテ・ヨコ・高さ方向の3面で色が異なっているため、
色の見切り方を検討しています。
また、上の写真3枚にあるように、
同じ仕上がりの複数の家具が並んで、同じ方向の同じ色面が見えたときの
検証も行っています。
色がはっきり分かれていることで、製作家具ならではの一体感が生み出せています。
続いて各家具の詳細です。
小さな模型では板の取り合いや勝ち負けを確認できないので、
この家具のような細かい部分が多い場合では模型を大きく作ります。
ラック(W1700D400H1200)
板が三方向からかみ合ってくる端部は検証が重要な箇所です。
ダイニングテーブル(W1400D800H750)
家具全体の構成に合わせ、テーブルの脚も板と板がかみ合った形になっています。
ソファ(W2100D860H750)
クッション部分のカーブと台座の板との取り合いなど、
模型を通して家具職人さんとのやり取りにこの模型は欠かせません。
まだまだ進行中なのですが、
次回はこれらが実寸になった材料・製作サンプルをお見せしようと思いますので、
どうぞお楽しみに!
ハラサキ