2代目の模型_パート2
今回は、「村、その地図の描き方」の2代目(3代目?)模型を紹介します。
第1回のプレゼン時には、全40個の小さな建築が離散して集合していましたが、
その後、お施主様との対話を重ねて、発展するための方向性が生まれました。
1
中で過ごす建築については、ある程度つなげよう。
→お寺の渡り廊下のような橋で建築同士を一部つなぐことになりました。
2
畑や庭の配置を工夫して、敷地の真ん中はあけておこう。
→キッチンダイニングと畑を近づけ、「収穫→食す」がより連続するようになりました。
3
脚を利用して、より適当な高さに調整しよう。
→木の上に巣を作るように、寝る場所や展望台は、より高さを与えました。
結果、地形のような床の連続が起こりました。
全景。
より場所場所のキャラが明確になりました↓
アイレベル。
1/50の模型ですが、接写に耐えられる迫力があります↓
基本設計を続けているこの村ですが、
毎回打合せ後、
お施主様が、ご自分で使い方や、その場での振る舞いをシミュレーションして、
こちらで提案した地図を描き替えて送ってきて下さいます。
私たちはそれをもとに検証やイメトレを重ね、模型に反映して提出します。
そんなやり取りは、非常に対等で対話的だと感じます。
建築もさることながら、設計の進め方にも、新しさと可能性を感じています。
なかがわ