オンデザインの暮らし

オンデザインの日々や、暮らしの中での発見 を紹介しています

YAOGIN訪問

竣工後オフィスとして稼働し始めた、YAOGINに伺いました。





[YAOGIN]は、業務用果物の卸業をされている会社社屋です。




オフィスの計画に際して、事務機能だけではなく、商品の搬入搬送、
果物の加工スペースに、仕入れてきた果物の保存、
保存方法も種類や季節によって冷蔵庫の温度がよい時もあれば、
外気温位の温度で自然の風が流れている方がよい場合もあるといった、
様々な機能を一つの建物に盛り込んでいます。




計画中はそれぞれの作業に支障がないか、部門同士の連絡がスムーズに行えるか、
果物という生物を扱っているご職業柄、果物がいかに気持ちよく保存できるかなど、
社長とさまざまな検証を重ねて来ました。




お打合わせ中、毎度旬の果物について、今おいしい産地はここ!とか、
おいしい果物を見分ける目利きを教えていただき、
今日の果物はなんだろうかと、打ち合わせのちょっとした楽しみになっていました。


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今回は、オフィスとして稼働し始めてみると、
やはり色々と追加する工事がありましたので、そちらの工事確認に行ってきました。



オフィスにはデスクが並びました。
デスクのレイアウトプランも計画中から盛り込んでいたので、
それぞれ1デスクに1窓となるよう、デスク脇には小窓を配置しています。




小窓からは、お隣の敷地の畑が見えます。
ほっと一息、畑のグリーンに目も癒されます。




オフィス、ラウンジ、加工場は中庭をくるっと取り囲んで配置されています。
それぞれフロアレベルが違うので、中庭越しに見るお互いの風景は、
目線がずれていてかぶりません。




中庭のデッキテラスにロッキングチェアが置かれていました。
壁に切り取られた自分だけの空を見上げながら、
揺られて休憩するとよいアイデアが浮かびそうです。




ラウンジは、エントランスホールでもあり、ミーティングスペースでもあり、
スタッフの休憩スペースでもあります。
天気が良い日は、中庭と一体に使えます。




エントランスのドアをガラス扉にしていたのですが、
ラウンジに床暖房が入っていても、やはり夜は寒さが厳しいとのことで、
ガラス扉の室内側にもう一枚、引き込みの扉を追加設置しました。




外壁にも使用している杉の縁甲板を貼った扉は、巾2m、高さ2.8mのサイズなので、
引いてみると可動壁のようです。




そして!! お土産にメロンとイチゴをいただきました。
なかなかお店でも手に取れない網メロン!
今シーズン初の味覚を、スタッフみんなでおいしくごちそうになりました。


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実際いろんな方が使われている様子を見ると、うまくいったなと思う箇所や
想像の域を超えている箇所がありましたが、社長からは、
「仕事において空間は大事であり、より良くしていく効果がある。
良い空間が仕事を良くしてくれる訳ではないが、
仕事を良くするには空間は大事である。
自分は良い空間を所有できたと思う。」
という言葉をいただきました。
今後の[YAOGIN OFFICE]の展開を楽しみにしております。

お邪魔させていただきまして、どうもありがとうございました。


ゴトウ