オンデザインの暮らし

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「石巻2.0」の拠点「IRORI」

こんにちは石巻の勝です。

今日は石巻2.0の本拠地であるスペース「IRORI」を紹介します。

草の根的なまちづくりを実践する組織として誕生した石巻2.0ですが、誰もが入ってきてプロジェクトを実践するプラットフォームとして機能することを理想としています。そんな石巻2.0のオフィスでもある「IRORI」は誰もが利用できるオープンシェアオフィスとして、石巻中心市街地であるアイトピア通りに今年1月に誕生しました。



この場所は元は照明もないガレージでしたが、石巻工房とアメリカの家具メーカー、ハーマンミラーの職人たちが協力して改修し、まちに開かれた公共的な場所へと生まれ変わりました。







誰でも気軽に入ってくることができ、自由に電源や無線LANが使えるスペースでもある「IRORI」は来街者にとっては石巻の復興の現在を知るための情報拠点でもあります。


そして地元の人たちにとっては気軽に訪れて休憩したり、まちでおこっているイベントの情報を得る場所でもあります。


石巻2.0の拠点事業である「石巻工房」と「復興民泊」の窓口も兼ねているので、まちの人たちが訪れ「お店のカウンターを直したい」「仮設の住宅にこんな棚をつくりたい」といった相談や、「初めて石巻に来たけど、どういった場所を訪ねるといいのか」「あの場所にはどうやって行けばよいのか」といった会話が発生する場所でもあります。


また貸しスペースとして音楽や演劇の会場となる日もあります


石巻2.0が主催となり、
被災事業社さんをはじめとする地域のオピニオンリーダー、あらゆる情報の発信者とともに、
企業コミュニケーションや販促プロモーション分野の勉強会も開催しています。

地域経済を支える企業の経営者、広報・PR担当、地域のオピニオンリーダーからブログを書く人まで、
新しい復興まちづくりをめざして一緒に勉強しています。

今年3月のクリエイティブ・ディレクター菅付雅信さんによる「編集」をテーマにしたレクチャーでは商店街の店主や支援活動に携わる方々が集いました。



つい先日も「伝えるコツ」セミナーと題して、石巻や近隣の市で活動する団体やグループが独自のチラシやペーパーを持参して、伝えることのプロフェッショナルである電通のクリエイティブディレクターの指導のもと、伝わる出版物を作成するコツを勉強しました。

世界中から人が集まり、思いを語り、時には共にお茶を飲み、未来へとつながるアイディアを育む場所として「IRORI」は存在しています。


ISHINOMAKI 2.0  http://ishinomaki2.com/