オンデザインの暮らし

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葉山 森の家 完成間近!

葉山 森の家


葉山 森の家、竣工間近です。
完成間近の現場へ打合せに伺いました。


最近は雨が多く、現場の職人さん泣かせです。
晴れた日は外観がすこし柔らかくなり
雨の日は色が濃くシックな雰囲気がでます。


現場では追い込みの工事が行われており
お施主さまと一緒に建具の色や手摺の位置など
使い勝手をシュミレーションしながら
生活に即して細かい点まで決めていきました。

今物件の現場監督 伸栄の小野寺さんには
毎回現場に行くたび、こちらの要望を小さな事から
時には大きな事まで一緒に考えて頂き、最後まで本当に
お世話になりました。おかげ様で、小さな建物ですが、
丁寧にここまで仕上げていただきました。

設計と現場はやはり違うもので、
目指す形にするために、どうすれば良いのか
現場打合せはいつも白熱のやり取りです。

この窓の高さがこの位置になるまでに
二転三転くらい変更しました。
南側に森があるため、
最終的にはなるべく高い位置へ窓を上げ
少しでも明るくなるようにお施主さまも交え
現場打ち合わせで決定しました。


その結果がとてもうまくいき、
昼間は照明がいらない明るさが確保できています。

キッチン収納の塗装前写真ですが、
実は、、、収納から窓越しに景色が見れます!


このポイントは奥様のお気に入りです。
キッチンで料理をつくりながら、
食器を洗いながら(食洗機完備ですが)
森からの鳥の声や、光の移り変わりを直接感じられます。

キッチンからは10m以上のリビングが一望できます。
天井から吊り下げられた照明がその長さを強調してくれます。


リビングとその他の部屋とを分けている間仕切り壁に
大きな引戸が取付けられました。

この戸、じつは端から端まで移動できます。
玄関引戸だったと思えば、洗面室への引戸だったり
子供室からの目隠しになっていたりします。

間仕切りの天端にはレール用の掘込みが加工されています。
このガイドに沿って建具が移動します。

塗装前の梯子です。
何色になるのでしょうか。

突然、コンクリートの写真ですが、現場打合わせ中に
浴室の塗装は、コンクリートの自然なムラを活かそう!
と決定しまして、アーティスティックな仕上がりに。

その決定がこんな風景を生み出しました。
光の強さや森からの緑の映り込みによって
壁の色が毎日変化します。


オンデザインではいつも
お施主さまと西田、担当者や現場監督さんも参加して
デザインの決定を行います。


使い勝手や見えがかりの問題、長く使える施工方法など
三者三様の視点が新しい結果を導く事が多々あります。


そんなときのみなさんの達成感が集積して
住宅がひとつの作品に育っていきます。
この過程は、或る意味とても贅沢な時間なのかもしれません。



部屋がある程度仕上がってきた段階で、
お施主さまが各々の好きな位置で
森の景色を覗かれていたこの写真がとても印象的です。


KATO