オンデザインの暮らし

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「延岡駅周辺整備デザイン監修者プロポーザル」

オンデザイン代表の西田が、候補者のひとりとして指名参加していた「延岡駅周辺整備デザイン監修者プロポーザル」の公開プレゼンテーションの様子が延岡市のホームページから観ることができます。

http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/contents/shoukou/kasseika/nobeokastation/index.html


自分の家の庭を気に掛けるように、駅前の公共空間をつくっていける仕組みを考えたい。「庭の駅」という言葉にはそんな思いをこめました。




プロポーザルはJR延岡駅前の整備に伴い、駅舎の建て替えや駅前複合施設の新設、東西自由通路などの異なる事業を一貫した視点のもとで方向性を定め、調整する「デザイン監修者」を選定するものでした。


プレゼンテーションにむけて、九州の主要都市のひとつである延岡を入念に調査し、駅前や中心市街地が抱える問題点と、あるべき将来像を連日議論していきました。


私たちの提案は従来の大規模な駅前開発ではなく、小さな場所が集まり連鎖していく駅前をつくることでした。
それぞれの場所は異なる事業者が関わり、デザイン監修者と専門家と市民とで組織し、まちを促していく拠点「のべおか塾」で企画から運営、管理を決定していく仕組みを提案しました。


同日行われた審査の結果、デザイン監修者には乾久美子さんが選定されましたが、普段の設計業務を通じて培われた考え方が都市を考えることにつながる刺激的な時間をもてました。



勝 邦義